<A NAME="温泉">温泉・千葉</A>

<私の入った温泉一覧表>

養老温泉	滝見苑	粟又の滝（養老の滝）のそばに建つ一軒宿
清澄温泉	白岩旅館	小さいながら露天風呂がある
宮下温泉	こがね荘	肌に優しいヌルッとした感触が心地よい
千倉温泉	千倉館	源頼朝が入ったという歴史ある温泉
	ホテル千倉	目の前に太平洋が！
	ひまわり荘	美肌湯の宿、料金もリーズナブル
白浜野島温泉	南海荘	灯台と太平洋の眺めがよい
温泉名？	ホテルジャングル・パレス	高台にあり眺望よし
不老山薬師温泉	安房自然村	とても体が温まる泉質
正木温泉	正木温泉	農家の風呂場そのままの素朴さ

＜千葉県編＞

養老温泉　　　数少ない千葉県の温泉地では一番有名

　　　　　　千葉から一時間半ほどのドライブで行ける割には、かなり山奥の感じがある。
　　　　　館山からも同じくらいの時間で行けるが、意外にこの辺の人は行かないようだ。
　　　　　養老渓谷の温泉街から更に数‡q奥に進むと、粟又の滝（養老の滝）のそばに
　　　　　一軒宿の滝見苑がある。
　　　　　秘湯の宿という看板が道路に沢山あるので、迷うことはない。
　　　　　予想外に立派な鉄筋コンクリートの建物にびっくりしたが、
　　　　　なんと入浴券を自販機で買うようになっていたのにはもっと驚く。
　　　　　エレベーターで上がり連絡通路を通って辿り着いた風呂は明るく清潔で、
　　　　　秘湯の雰囲気はないが、中庭に露天風呂もある。
　　　　　地下深くから汲み上げているお湯は、無色透明できれい。
　　　　　９月の連休に行ったのでかなり混んでいた。
　　　　　一番良いのは紅葉が見事な１１月末から１２月の上旬くらいか。
　　　　　注意すべきは、外来入浴が午後２時までとなっている点。
　　　　　全く知らずに行ったが、１時５５分とぎりぎりセーフだったので入れた。
　　　　　それと入浴料がタオル付きとはいえ大人￥１２００はちょっと高すぎると思う。
清澄温泉？　　　一軒宿の清澄温泉からちょっと離れた白岩旅館
　　　　　　正確な温泉名は未確認だが、天津方面から行くと清澄温泉の手前にある一軒宿。
　　　　　確か平成８年の冬に放映された「日本全国地図では探せないこだわりの一軒宿」（もちろんテレビ東京）で
　　　　　紹介された。それまで知らなかったので、その年八幡の祭りで休みの日に家族で出掛けた。
　　　　　わざと遠回りをして、鴨川有料道路から亀山湖を経て天津小湊へ出る道を進んだ。
　　　　　白岩旅館は君津市と天津小湊町の境界にあって、クルマのない時代にはさぞ不便だったろう。
　　　　　現在は天津への道路は整備されて道幅もあるので、海まで２０分もあれば行けるが。
　　　　　ただし亀山方面への道は狭くカーブが多いので要注意。
　　　　　近頃気づいたのだが、市原方面からの国道２９７と国道４１０の道端に、
　　　　　白岩旅館の小さな看板が立っている。ドライブの目印にしたい。
　　　　　山道の脇に小さいながら小ぎれいな建物が突然現れる。
　　　　　他にはなにもない場所なので、道さえ間違えなければ必ず着ける。
　　　　　　肝心の風呂だが、ＴＶで見て良さそうだと思った露天風呂が掃除のため休み。
　　　　　内風呂ならやっているというので、せっかくだから入ることにした。
　　　　　家庭の風呂場をそのまま大きくしたような浴室で、お湯は無色透明。
　　　　　昼間で他に客はいないので一時間近くゆったりと暖まった。
　　　　　　次には露天風呂を是非体験しようと考えている。
　　　　　ちなみに入浴料は￥８００。内風呂だけだとチト高い。
宮下温泉　　　曽呂温泉近くの一軒宿こがね荘

　　　　　　１９９９年９月１５日日帰り入湯。
　　　　　「ＯＵＴＲＩＤＥＲ秘湯の旅”９９～”００」に写真付きの記事があって初めて知った。
　　　　　地元では昔から有名な曽呂温泉の近くで、泉質もほぼ同様のようだ（未確認）。
　　　　　国道１２８号鴨川市・曽呂交差点から県道８９号線を山の方へちょっと走ると、
　　　　　道路脇の赤い橋の向こうにこがね荘が建っている。
　　　　　大きな民家といったたたずまいだが、看板が出ているので見逃す心配はない。
　　　　　残念ながら露天風呂はないが、男女別の清潔な浴室は気持ちが良かった。
　　　　　本にはお湯が真っ黒とあり、たしかに黒く見えた。
　　　　　しかしこれは浴槽のタイルが黒っぽいからそう見えるようだ。
　　　　　手にすくったり、手桶に汲んでみると無色透明だった。
　　　　　だが手に取ると石鹸をつけたようなヌルっとした感触で肌触りが心地よい。
　　　　　今はやりの漂白作用が強く、美肌効果が期待できる。
　　　　　洗い場はカランが三つ、うち一つはシャワー付き。
　　　　　石鹸、シャンプー、ボディ・シャンプーも完備している。
　　　　　秘湯度は全くないが、若い女性にはおすすめのお湯といえよう。
　　　　　入浴料９００円はいささか高すぎる気がするが．．．

　　　　
千倉温泉　　　源泉名は千倉海底温泉か？
　　　　　　海岸沿いのホテル・旅館が競って浴場の改装をしている。
　　　　　ほとんど無色透明、無味無臭のきれいなお湯（泉質は重炭酸ソーダ）。
　　　　　　千倉館は繁華街？のはずれに建つ落ち着いた旅館。
　　　　　数年前に学生寮の同窓会が千倉館で行われた。（ここの社長は学生寮の先輩）
　　　　　そういった機会がなければ、地元の旅館に泊まることなどなかなか無い。
　　　　　源頼朝が入ったとか言われる歴史を誇るそのお湯は、
　　　　　風情のある浴場でゆっくりと体を温めてくれた。
　　　　　川沿いの半地下のような風呂なので、すぐ近くの橋の上を人や車が通るのが見えて面白い。

　　　　　　もう一軒のホテル千倉は、海岸通の海辺に建つホテル。
　　　　　こちらは千倉館の弟さんが経営していて、つい最近大浴場などをリニューアルしたばかり。
　　　　　つい先日（１９９７／１２／２７）忘年会で一泊して、真新しい風呂に入ってきた。
　　　　　新しい建物の二階にあって、海側が大きなガラス窓の明るく清潔な浴場だ。
　　　　　有名な内田繁事務所のデザインだけあって、爽やかな海のイメージ。
　　　　　風呂に浸かると真正面に太陽が昇っていたので、
　　　　　初日の出を眺めるには最高のロケーションだろう。
　　　　　海より山が好きな私でも、この太平洋の荒波が押し寄せる日の出の光景には感動した。

　　　　　　そしてもう一軒は千倉の町中にある民宿旅館ひまわり荘。
　　　　　男女別にたいへん清潔な浴室があり（他に家族風呂もあり）、肌触りの良い
　　　　　天然ナトリウムイオンと天然炭酸水塩水の効果でスベスベ！
　　　　　商店街から細い道を入ったところにあるので看板を見落とさないこと。
野島（白浜）温泉　　　房総半島の先端、野島崎灯台のそば
　　　　　　白浜でも南国ホテルと並ぶ大きなホテル南海荘の風呂。
　　　　　客室はすべて太平洋に面しているので、日の出の雄大な景色が見られる。
　　　　　残念ながら、浴場は眺望がきかないがかなり広い。
　　　　　泡風呂など浴槽も三種類ある。
　　　　　泉質は記憶に残っていないが、ほとんど無色無臭でこれといった特徴はなかったようだ。
ジャングル・パレス（温泉名不明）　　　海岸沿いの山腹から太平洋を一望出来る眺めの良い風呂。
　　　　　　白浜町と館山市の境界に（白浜側）あるホテル・ジャングルパレス。
　　　　　きのう（平成十年一月二十一日）テレビ東京の「いい旅夢気分」で紹介されて、
　　　　　抜かしていることに気が付いたのであわてて追加。
　　　　　毎年このシーズンになると、南房総の観光地がやたら取り上げられるが、
　　　　　ジャングル・パレスの風呂は初めてではないか？
　　　　　白浜フラワーパークの上にあるので、花と海を眺めながら露天風呂に入れる。
　　　　　ホテルといってもそんなに大きくないし、付近に人家がないので静かなところ。
　　　　　もちろん日帰り入浴で行ったが、平日の昼間だったので空いていた。
　　　　　背中に模様の入ったお兄さんが二、三人と、ツーリング途中のライダーが一人入っていただけ。
　　　　　ジャングル・パレスの名前の通り、熱帯植物に囲まれた独特の雰囲気があり、
　　　　　かなりオススメの場所だ。
　　　　　
不老山薬師温泉　　　安房自然村内にある温泉。もちろん日帰りＯ・Ｋ（￥６００）
　　　　　　我が家からクルマで七、八分の布良（めら）にある安房自然村。
　　　　　館山周辺では一番有名？で、小さいながら露天風呂もある。
　　　　　若者に異常に人気があったドラマ「ビーチボーイズ」のロケ現場のすぐそば。
　　　　　二年ほど休業していたが、再開して特需があった模様。
　　　　　ホテルもあまり大きくなく洒落た作りでなかなかいい感じ。
　　　　　（反町隆史などもロケ中宿泊していた）
　　　　　お湯はもちろんボイラーで沸かしているのだが、すごく体が温まる。
　　　　　あがってからも湯冷めしないので、自然村名物のそばを食べて帰りたい。
　　　　　難点は脱衣場が狭いことで、これが改善されればかなりオススメできる。
　　　　　　２０００年２月１２日、日本秘湯に入る会事務局の本道さんと
　　　　　久しぶりに訪れた。
　　　　　以前指摘した脱衣所は格段に広く明るく清潔になっていた。
　　　　　またホテル側から洞窟の通路が出来て雰囲気も良くなっていた。
　　　　　三連休中のためか露天風呂は７～８人が入っていて満員の盛況。
　　　　　しばらく内風呂（わりと熱め）で待機して、チャンスを見て温めの露天に移動。
　　　　　ゆっくりと一時間ほど入って体の芯から暖まった。
　　　　　パンフレットによれば、泉質はメタほう酸、メタけい酸、重炭酸そうだ。
　　　　　飲用の効能も肝臓炎、糖尿病、腎臓及び膀胱結石など幅広い。
　　　　　（今回おすすめに昇格）
正木温泉　　　館山市の外れ、三芳村に近い農村地帯にある温泉。
　　　　　　う沢喜久雄「ちばの温泉」（崙書房）に紹介されていると、
　　　　　日本秘湯に入る会事務局・本道さんが会の掲示板で教えてくれた。
　　　　　以前から存在は知っていたのだが、あまりに近いので逆に足が伸びなかった。
　　　　　朝９時から夜９時まで日帰りのみ営業の施設？である。
　　　　　Web上では寺本君の南房総ぶらりで紹介されているだけだと思われる。
　　　　　寺本さんのページには写真と地図が載っていて、非常にわかりやすい。
　　　　　たまたま昨日（１月８日）地元紙房日新聞で１月９日入浴無料の広告を
　　　　　見つけ、このチャンスを生かすべく仕事前に行って来た。
　　　　　近くにもう一軒神河鉱泉があり、その看板を目標に進むと
　　　　　表に小さな看板のある普通の農家を発見できた。
　　　　　庭先に３～４台の駐車スペースがある。
　　　　　どこに浴室があるのかわからないまま建物に入り、右手にある窓を
　　　　　開けるとそこが帳場兼居間のようになっていた。
　　　　　オバさんの「今日は無料だよ」という言葉に安心して奥に進むと、
　　　　　手作り感覚溢れる脱衣所と浴室があった。
　　　　　ちゃんと左右に男女別となっている。
　　　　　狭いので長湯はしないでくれとの張り紙がある。
　　　　　浴室は普通の家庭用の二倍か三倍くらいの広さで、洗い場には
　　　　　ＴＯＴＯのシャワーも付いていてシャンプーもあった。
　　　　　浴槽はコンクリート打ちっ放しに素人がタイルを貼ったような
　　　　　素朴だが力強い風呂。ただし壁はコンパネ、屋根はナマコトタンで、
　　　　　隣の帳場だか居間だかのテレビの音や話し声が筒抜け。
　　　　　１．５ｍ四方の浴槽にはフタとしてお風呂マットが６枚載せてあった。
　　　　　良く見ると、買い得品４８０円のシールが付いたままだったり、
　　　　　手すりの棒にもホームセンターのＰＯＳシールが貼ったまま。
　　　　　窓もコンパネを半円形に切っただけとか、とにかく大雑把で良い。
　　　　　ふたを開けると黒いお湯がたっぷり張られていた。
　　　　　しかしそこにも、湯船からお湯を汲み出すなとの張り紙がある。
　　　　　早速浴槽に入ると、手触りはちょっとヌルッとしている。
　　　　　一般家庭と同じボイラーのコントロール・パネルがあるので、
　　　　　自分の好きな温度で入浴することも出来そう。
　　　　　４２度に設定されていて快適だったので手は触れなかった。
　　　　　（一応勝手に操作するなとは書いてあったが．．．）
　　　　　長湯禁止に従って２０分ほどで出たが、朝一番のためか誰も
　　　　　入浴客は現れなかった。
　　　　　ユニークさでは今まで行った温泉でも屈指の存在、次は近くの
　　　　　神河鉱泉にチャレンジしてみよう。