1998年7月に有志5人で始まった、このGD委員会、遂に今回で最終回を迎えました。
決してこのメンバーでの活動を休止するわけではなく、4月より一部メンバーが入れ 替 わり新しいことを始めますが、この「GDを斬る」を全員一致で終了する理由はただひ と つ、この会の本来の目的であった、もっと多くの方に素晴らしいジャズの新録ものに 注目して欲しいという動機に立ち返るというものです。つまり対象をSJ誌のGDに絞っ て いてはもっと素晴らしい他の作品を紹介出来ないというジレンマから脱することが出 来 なかったのです。 今後は各人が自己のお薦めを持ち寄った共同ページを各人のページに置くことで 5人、5色のお薦め盤をご紹介していくことになります。その中にSJ誌のGDが顔を 出すこともあるでしょうし、あるいは意外な角度からのお薦めが登場することもある と思いますので、引き続きこのメンバーでの活動にご注目下さいね。 四代目委員長 白岩輝茂 |
就任のごあいさつ
いつの間にかGD委員会も、今回で31作目をレビューするという時の流れを |
早いもので、初代委員長林さんのご提案によりスタートしたこの企画も約二年が 経過し、とりあげたCDもすでに20枚になります。 その間、熱心な読者の方からのご意見やご批判もいただきました。 発足当時から比較するとインターネット人口の飛躍的増加に伴い、JAZZ関連の Webサイトも把握するのが困難なほど多数になりました。 またこの企画をヒントにロックのクロス・レビューも発足し、ネットの世界では 「ゴールドディスクを斬る」の認知度も徐々に高まってきたようです。 そんな中で工藤さんから三代目委員長にとバトンタッチを受けました。 身の程知らずとのそしりは免れませんが、輪番制の世話役ということで努めさせて いただくことにしました。 昔から三代目というのは家を傾けると相場は決まっていますが、委員各位並びに 熱心な読者の皆様に支えられてやっていこうと思います。 なかなかタイトルのようには鋭く斬れないのが我ながら情けないのですが、 ある研究者によると、汗をかく・恥をかく・モノを書くという、「三つのかく」 が頭脳の活性化に効果があるということです。 この企画により、個人的にはモノを書くと恥をかくの二つはクリアできそうなので 老化防止にも大いに役立つ事でしょう。 雑誌と違ってインタラクティヴなところが取り柄のWeb企画です。 なにとぞ皆様、ご意見やお気づきの点がございましたらご遠慮なくお知らせ下さい。 (2000.4.27 Sound Space STEP 片桐俊英) |
就任のごあいさつ
...と言っても、私たちはプロの評論家ではなく、市井のジャズファンなので、
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中小ジャズ・サイト共同企画"ゴールド・ディスクを斬る"の連載開始にあたり、 「ゴールド・ディスク品質向上委員会」の発足の経緯と所信を述べさせて頂きます。 そもそもは、私が現メンバーに本企画への参加を呼びかけたことに始まります。 旧譜重視の鑑賞傾向の改善、ネット友達の域を越えたコミュニケーションの深化、 これが企画を思い立った動機です。また、日本制作盤の広告塔と化した感のある ゴールド・ディスクの現況に懐疑的にならざるを得ないという思いもありました。 提案は早々に快諾を得て、タイトル、更新時期(毎月初旬)、取りあげるディスク(月1枚)、 コンテンツ、運営手順、会の名称が三度の協議を経て決定されました。 私達はプロの評者ではありません。高踏な理論や蘊蓄を語ることはできません。 一方、身銭を切って聴く立場ゆえ、レコード会社やジャーナリズムに気遣いせず 本音で語れる強味があります。 尤も、守備範囲は各者各様で評価が分れることもあるでしょうが、 買い損を未然に防ぐ情報を発信することを心掛けてまいります。 遠からず全員一致で高評を得る文句無しの名盤が現れることと、 本企画が皆様の格好のガイドとなることを祈念して、 会発足のご挨拶にかえさせていただきます。 (1998.8.1 JAZZ DISC SELECTION 林 建紀) |
この企画は5人の原稿をそれぞれのサイトのデザインやレイアウトで作り、
ほとんど同時に公開すると言う画期的な試みです。
簡単にメンバーの紹介をしておきます。
詳細は各メンバーのWEBページをご覧ください。
JAZZ DISC SELECTION 林 建紀さん :この企画の発案者で委員長も引き受けていただきました。 JAZZ博士といっても過言でないほどの知識とキャリアを誇ります。 アーチスト別に整理された膨大なアルバムリストとコメントは必見です。
JazzPEOPLE
ジャズCDの個人ページ
Masuma's Web Site
片桐 俊英 :皆様ご存じのいい加減が売り物?のジャズ愛好者。
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林さんの巻頭言にあるように、最初にこのお話を伺ったときには 正直言ってちょっと迷った。それは私が立派なJAZZ観など確立するほど 多くのアルバムを聴いているわけでもなく、まして楽歴などゼロの全くの素人 であり、一家言をおもちの皆さんの足手まといになるのではと危惧したから。 しかし”JAZZサイトの仲人”を自称してしまった手前、せっかくの画期的な 企画を実現しなくてはと思い直して参加させていただいた。
たまたま愛読雑誌「ダ・カーポ」第394号(1988/4/1)に(連載・8) ”創造的カンニングのすすめ” 竹村真一 東北芸術工科大学助教授
電子ネットワークを使った生活による個人の意識の変化について
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